奴奈川の底なる玉

奴奈川硬玉より砥ぎ出したる子持祭祀勾玉。
大巫女から三輪の神奈備へ捧げし大神の玉。
玉作技能の粋を用いて砥ぎ上げし子持大勾玉。

これまで培った攻玉技法、技能を動員して砥ぎ出しました。
あたかも生命体の様な有機的な流れを奴奈川砂岩製の板砥石で生み出し、
線刻や穿孔、肌の砥ぎ上げまで古代の玉作工人に倣いました。

持つ「威」はその名の通り、「奇魂」であり「三輪乃幸魂」と対になる事で
持たれる方の「発威」と「受威」に共鳴し、恐るべき力を現します。


命名
三輪乃奇魂
(みわのくしみたま)
[最大全長58.3ミリ  最大幅17.3ミリ]




























神祖乃御魂

玉作 工人  拝