奴奈川の底なる玉
奴奈川の深山、山添の森に続く清流の母、黒姫山より下賜されし神の原石。
漆黒の肌を持つ硬玉より「一族の護り」を拵える「えにし」をいただきました。
その名は「神藍乃黒姫大神」
古の伝承では神奴奈川比売の母上ともご本人とも、娘神とも言われています。
白い翡翠輝石に中に緻密に黒き流紋、そしてろうかんの翠を持ち
磨き込むほどに黒姫の「威」を増すその肌は、まさに深山の大神。
祈りと畏怖をその身に携え、一族の護りとなりし祭祀獣首大勾玉。
同じ原石より生まれし「青海」「漆黒の玉」と「威」を合わせ、
ご一族をその黒姫の「威」を持って守護いたします。
持つ「威」はいにしえの高志の巫女の姿でございます。
命名
「神藍乃黒姫大神」
(かむあいのくろひめおおかみ)
[全長48.0ミリ 最大全幅18.0ミリ]
「青海」「漆黒の玉」
玉作 工人 拝