奴奈川の底なる玉
神奴奈川姫の御神慮にて、
姫川から下賜いただいた濃緑一色の本硬玉。
比重3.32の濃緑色の原石から古式奴奈川勾玉を砥ぎ出しました。
この玉の「威」に護られながら毎日を過ごしています。
玉作 工人は日常生活の中で、心に迷いのあるとき、
自然の猛威を恐れ畏むとき、そっと胸に手をやりこの玉を握りしめ、
その大きな「威」をいただき事にあたっています。
玉匠として手塩にかけ生み出した大いなる「奴奈川の玉」
そんな玉作 工人の「護り玉」を公開いたします。
ろうかん色、優美な曲線、しかしその姿とうらはらに
秘めたる「威」は恐るべき力を持っています。
縁(えにし)によって出会ってから10年。
日本で、世界8ヶ国で常に共にあり、わたくしを守護し続けてくれた護り玉。
神奴奈川姫の御神慮に守られながら奴奈川より下賜された神の石。
今日は神と匠の10年の記念すべき日。
胸より外し、高まった「威」を確認いたしました。
これぞ10年間玉作工人と共に世界を駆けた奴奈川の玉です。
本物の「奴奈川の底なる玉」でございます。
命名
神祖布留御魂
(かむろぎふるのみたま)
[全長51.0ミリ、最大幅18ミリ、比重3.32]
日光透過の様子。
神祖乃御魂
「風雨同舟 迎接挑戦」
玉作 工人