沼名河之 底奈流玉



奴奈川のとある深山の清流から下賜されし流水紋青玉。
その身には海流、清流、深海の表情をもち、鉄石英による赤い脈動が走ります。

皇紀弐千六百八十年、持てる玉作技能を用いて砥ぎ上げし神の玉。
いにしえの大王達が探し求めた「碧」はこの色。
それは小さな一本の沢からのみ現出し他に例を見ません。

あくまで「手」による古式で原石からこの姿の出現を長い間待っておりました。
この玉の持つ「威」は非常に強く、確実に持ち手を玉が選びます。

磨き抜かれた肌は絹の光沢をもち、光源によって変幻自在。
触れると非常に優しいのですが、内に強烈な「威」を秘めます。

八千矛大神と奴奈宜波比賣命の間に生まれし神の神子玉。




命名

「神武沼河男命」
(かむたけぬまかわおのみこと)
[全長60.0ミリ 最大幅13.6ミリ]



 


 


 


  


 


  


  


  


  


  


  


  


  












玉作 工人  拝