沼名河之 底奈流玉


奴奈川圧縮硬玉、流水紋青玉手纏

「大和宜波坐流布留比売命」


(やまとかはにいまするふるひめのみこと)




たおやかな絹目の奴奈川流水紋硬玉。

巫女様が大神様のご祭祀に用いられる古式本手纏。

吟味に吟味を重ねて膨大な時間をかけて生まれし本作品は
さる式内社御納め手玉の完全な写しになります。

小滝産圧縮硬玉から生み出したもので、様々な鉱物が入り混じって
光源によって本当に表情を変えます。

特に美しいのは炎のゆらぎに映える光彩のゆらぎ。
そして日光下の立体的な流水紋の煌めき。
古同様に攻め込むことで古代と同じ仕上がりと出来ました。

締玉として一珠のみ青石を組んでありこれも写し同様、
実際に巫女様が御神事に使われるものであり、
寸法は女性寸法になっております。

その姿、輝きから御分りいただける通り、極めて高い「威」を持っております。


 

























 










頑固一徹、玉作工人が手塩にかけ玉作技能の粋を集めた
作品の「威」を感じていただければ幸甚に存じます。



玉作 工人  拝