奴奈川の底なる玉
奴奈川の碧き流水紋軟玉より砥ぎ出したる武人の玉。
神の武運を胸に携え、豊葦原之千秋長五百秋之水穂国を駆けた玉。
流麗に流れる流水と共に青く輝く大海原、時には深山の連山の如き姿。
にも緑にも見えるその姿は天上から見た海や山の色。
明緑や濃青に見えたり、時には黒く姿を変え
海のように広く、森のように深く、大地に根ざしゆるぎなく、
大いなる武人の「威」を持つ古式奴奈川丁子勾玉です。
命名
神熊野楠日尊
(かむくまのくすひのみこと)
[最大全長36.5ミリ、最大幅14.4ミリ]
天神乃御魂
玉作 工人 拝