奴奈川の底なる玉


奴奈川の美麗なる桃簾石より砥ぎ出したる丁子大勾玉。
南薩摩の海神、豊玉彦の御娘として生まれ、
大日霊女貴尊の第七子、活津日子根尊を婿養子に迎え一族は九州で栄えました。

その肌と流れる姿態、非常に麗しくありながらも強く豪胆で心優しい女性の玉でございます。
光を透過する桃色から発する妖艶な輝き、左右で表情の異なる暖かな「威」。
古の女性の姿が原石の中から嫋やかに姿を現しました。

「八坂瓊五百筒御統」となりし時、
「神活津日子根尊」と共に「神大日霊女貴尊」を守護いたします。


命名
神豊玉比売
(かむとよたまひめ)
[最大全長45.2ミリ、最大幅14.2ミリ]























天神乃御魂

玉作 工人  拝