奴奈川の底なる玉



奴奈川の鉄石英(ゆぶ石)より砥ぎ出したる環状異型曲玉。
大日霊女貴尊の第五子でまたの御名を市杵島姫、厳島姫と申し上げます。
記紀以前の社では摂社「厳島社」の名の下に狭依比売命御一人がお祀りされています。

その形状と
鉄石英という硬い石、「知恵」を絞った「技」で砥ぎ出しました。
この曲玉は女性の「威」を持ちながら非常に強い『鋼のような情熱』を持ち、
持たれる方を生命の源、永遠に無限に循環する「威」の輪で御護りするのです。
まさに嫋やかで強き女性の姿をした環状曲玉でございます。



命名

「神狭依比売」
(かむさよりびめ)
[全長38.4ミリ 最大幅14.8ミリ]





























玉作 工人  拝