沼名河之 底奈流玉


大日霊女御手纏

受威手纏
「讃歌響明」


悠久の古より、大巫女があまねく万物の「威」を受ける神の手纏。
その全てを大倭の神の石(意思)で拵え、
天、地、海、人、宇宙、万物の美しい「威」をいただき、
詠う讃歌はあまねく響きわたって明るく共鳴します。

大巫女の「威」を受け、神駆ける状態で攻め込みし
古式線刻角玉、線刻棗玉が奏でる本当の魂、
大いなる自然の「威」を感じていただければ幸甚です。

この手纏は世界で広くあまねく人々に感動をお与えになる
現代によみがえりし大日霊女貴尊がお使いになられます。


硬玉線刻角玉を親玉に、線刻棗玉を子玉として組合せた「威」の共鳴。
まさに大倭の自然を集めた自然の讃歌です。

















親玉
奴奈川硬玉線刻角玉
[全長28.0ミリ 最大全幅12.4ミリ]

古式に則り拵えた、左手纏の中心となる線刻角玉。
その身は限りなく艶やかに、濡れているかのような清々しさ。
受威の総大将を担う大いなる線刻角玉です。
 


子玉

科野国黒曜石線刻棗玉
[全長17.6ミリ 最大全幅13.2ミリ]

長野県産の美しき黒曜石から古式に則り砥ぎ出した棗玉。
高貴な線刻をまとい、光を通すその身から星屑の如き輝きを放ちます。
受ける「威」は星たちの美しき煌きと明日への希望。
美しき夜空の「威」を受ける星の棗玉です。

 


奴奈川赤玉線刻棗玉
[全長17.6ミリ 最大全幅13.4ミリ]

姫川より賜りし赤一色の鉄石英は光源によって姿を変え、
  微細な組織が生み出す光は絹目の光を放ちます。
  日光を受け真っ赤に輝く姿は、燃え盛る溶岩の如く力強く、
大いなる大地の「威」を受ける地の棗玉です。


  


奴奈川青玉線刻棗玉
[全長17.5ミリ 最大全幅13.4ミリ]

その身に美しき流水紋を湛え、肌は見事な脂肪光沢。
光源によって姿を変えるその姿態は、まさに奴奈川青玉の真骨頂。
  放つ光は大海原から、海神の「威」を受ける海の棗玉です。

   


奴奈川コスモクロア輝石線刻棗玉
[全長17.4ミリ 最大全幅13.5ミリ]

緑角閃石の深緑、鮮やかなコスモクロア輝石の明緑をまとい
  一種独特な脂肪光沢ともガラス光沢ともつかない不思議な光を放ちます。
  その魅力的な光は大宇宙からの「威」を受ける宇宙の棗玉です。



  


奴奈川大理石線刻棗玉
[全長17.2ミリ 最大全幅13.3ミリ]

明星山の彼方より生まれし大理石は、光を通し橙色に発色し、
古式にて肌を砥ぎ込むことで、高い透明度を生み出します。

  大海原に上がる早朝の日の光、水平線が橙色に輝く一瞬。
  その姿は新たな日の「威」を受ける光の棗玉です。


  

 


奴奈川玉髄線刻棗玉
[全長17.8ミリ 最大全幅13.5ミリ]

奴奈川玉髄は磨き込む事で光を魅力的に拡散させ、
  光を当てると白く月の如く嫋やかに拡散し素晴らしい光を放ち、
  あたかも夜空に輝く満月の光のような美しさ。
  受けた「威」を共鳴し拡張させる月光の棗玉です。

  


奴奈川硬玉線刻棗玉
[全長17.8ミリ 最大全幅13.4ミリ]

蒼き流れを持つ奴奈川硬玉は、姫川渓谷を流れる清流の如く
時に優しく、時に激しく、おおいなる命を育む川の流れから
躍動する自然の「威」を受ける川の棗玉です。、


  


奴奈川珪化木線刻棗玉
[全長17.4ミリ 最大全幅13.3ミリ]

奴奈川の深山より生まれし珪化木、2000万年前の太古の時代、
この地に生き、悠久の時間で石と化した時代の証人。
そこに残された年輪はあたかも生きているような強さを持ち、
  山の木々からの波動と活力の「威」を受ける木の棗玉です。

  


奴奈川透緑閃石線刻棗玉
[全長17.8ミリ 最大全幅13.4ミリ]

磨き込まれたその身を美しい緑色に透かせ、
幻想的な独特の光を放つ姿はまさに妖艶。
  深山の深緑をその姿とし、持つ力は絶大。
  連山の深緑が自然が放つ「威」を受ける、おおいなる山の棗玉です。

  


奴奈川貴蛇紋岩線刻棗玉
[全長17.0ミリ 最大全幅13.5ミリ]

奴奈川の蛇紋岩メランジュの中で生まれし透明度を持つ蛇紋岩。
その独特なインクルージョンが放つ力はその名の通り
  古来神の化身とされた蛇のような強さを持ちます。
  受ける「威」は神の化身として人を守る山神の棗玉です。
  







締め玉

奴奈川硬玉丸玉
「神美須麻流御翠威」
[直径11.3ミリ]

奴奈川硬玉転石より丸玉を砥ぎ出しました。
上代の瓊音を古式締めにより響かせる要となります。
  


締め飾玉

奴奈川硬玉線刻棗玉
[全長12.7ミリ 最大全幅10.8ミリ]

奴奈川硬玉転石より線刻棗玉を砥ぎ出しました。
古式締め込みの飾玉とし「讃歌響明」の「威」を高めます。
響く瓊音も清らかに古の讃歌を響かせます。


  

  

 




大倭の台地が生みし神々の石で拵えし手纏。
頑固一徹、玉作工人が手塩にかけた受威手纏「賛歌響明」。
玉作技能の粋を集めた手纏の「威」を感じていただければ幸甚に存じます。






大日霊女御手纏



玉作 工人  拝